(背景:玉座の間・BGM:日々是和々)
うつら……うつら……。

愛紗「……様。ご…じん…ま。」

 星「ふむ。がつーん……ってしま……どうだ?」

愛紗「ごしゅ……様に、その……なこと……きるか!」

一刀「……ぐぅ……」

鈴々「鈴々も眠たくなってきたのだー」

愛紗「鈴々!今は軍議中だ!」

鈴々「お兄ちゃんもねちゃってるのだ」

愛紗「ご主人様!」

一刀「うぉ!」

慌てて姿勢を正すものの、目の前には般若より恐ろしい愛紗の笑顔があった。

愛紗「ご主人様。いつもお疲れのところを大変申し訳なく思っているのですが、国の主ともあろうお方が大切な軍議の最中に居眠りなどをなされることは無いですよね?」

一刀「え、ああ。勿論。うん。愛紗の言うとおりだ」

鈴々「ぐぅ」

俺がしどろもどろになっていると、膝の辺りから可愛らしい寝息が聞こえてきた。

一刀「鈴々?」

愛紗「なっ!鈴々!居眠りならまだしも、ご主人様の膝の上で眠るなど!」

 星「うらやましいか?」

愛紗「なっ!そ、そんなことは、無いぞ!」

紫苑「あら、鈴々ちゃん、うらやましいわ」

愛紗「紫苑!」

 翠「ぽーっ。いいなー、鈴々」

愛紗「翠まで!」

 翠「なななな、何も言ってないぞ!」

紫苑「まあ。翠ちゃんも、愛紗ちゃんも顔真っ赤よ〜?」

愛紗「紫苑!からかうな!」

 星「ふむ……」

一刀「どうした、星?」

 星「たしかにこの陽気では眠たくもなるでしょう。だったら、たまには皆で気分転換に行くのもいいかと思いましてな」

一刀「それはいいアイディアだ!」

愛紗「あいであ?」

一刀「いい提案だってこと」

愛紗「なりません!しなければならないことが山のように!」

朱理「あのー、それなら大丈夫だと思いますよ」

愛紗「朱理?」

朱理「最近は治安も安定してますし、地方の役人さん達も頑張ってくれていますので、内政のお仕事はそこまで逼迫していませんし」

紫苑「だったら、お天気もいいことですし、皆で出かけましょうか?」

愛紗「しかし!」

鈴々「にゃ!?お出かけ?鈴々も行く!」

愛紗「鈴々!お前、今まで眠っていたのではなかったのか?」

鈴々「にゃは。目が醒めちゃったのだ。ねね、どこ行くの!?」

紫苑「そうねえ。どこに行きましょうか?」

鈴々「鈴々、肉まんがいい!」

 翠「鈴々、肉まんは場所でもないし、それに警邏の最中にいっつも食べてるじゃないか」

愛紗「ほう。警邏の最中に肉まんを」

鈴々「ああ!翠!そのことは愛紗には内緒だって言ったのだ!」

愛紗「なんだと?」

一刀「まあまあ。たまにはいいじゃないか。そうだ、泳ぎに行くのなんてどう?今日は暑いし」

紫苑「まあ。ご主人様」

一刀「え?」

 星「そういえば、主は翠や恋と時折、森の小川に行っていると聞いておりますが」

一刀「なに!?」

愛紗「どういうことですか!?ご主人様!?そうなのか、翠」

 翠「あわ、あわあわ」

愛紗「翠?」

 星「察してやれ、愛紗」

紫苑「そういえば、私とも行きましたね」

鈴々「鈴々も言ったのだ!そこでおにいちゃんのおち……」

一刀「わ〜〜〜!待った!」

 星「ふむ。なるほど。ということは恋とも何かあったということか」

愛紗「ご主人様ー!」

一刀「待った!青龍刀だけは待った!」

 星「ならば愛紗。お主も主と泳ぎに行けばよい」

愛紗「分かりました!ならば、泳ぎに行きましょう!」

一刀「へ?」

愛紗「私だけ連れて行っていただけないというのは悔しいです。ですから、今、すぐに!泳ぎに行きましょう!問題は無いな、朱理」

朱理「は、はぅぅぅぅ。はぅわ!は、はい!大丈夫です!」

愛紗「どうした、朱理?」

朱理「い、いえ!何でも無いです!」

鈴々「愛紗だけずるいのだ!鈴々も行く!」

愛紗「お前はすでにご主人様と行ったのだろう?」

紫苑「ご主人様、璃々も連れて行ってよろしいですか?」

愛紗「な!紫苑!」

一刀「もちろん。前に約束してたからね」

愛紗「ご主人様!」

鈴々「鈴々も行く!鈴々も行く!」

一刀「もちろんだ」

愛紗「ご主人様!」

朱理「あ、あの、その……」

一刀「もちろん朱理もだよ。みんなで行こう」

愛紗「それでは、しかし。万が一の時に危険すぎます!」

一刀「でも、みんな一緒の方がむしろ安全だと思うけど」

 星「ふむ。それもそうですな。なら私もご一緒しよう」

一刀「最初から星は連れて行くつもりだったよ」

愛紗「し、しかし、しかし……」

 星「諦めろ、愛紗。こうなったら主は決して決めたことを変えないのは分かってるだろ。まあ、主と二人きりで行きたかったという気持ちは分からないでもないが」

愛紗「そういうことではない!わ、わたしはただ、ご主人様の身の安全を……」

一刀「なら、みんなで行こう。いいよね?愛紗」

愛紗「……わかりました」

紫苑「それじゃあ、みんな準備が出来次第、集合ってことでいいかしら?」

 翠「おう!」

鈴々「鈴々が一番なのだ!」

 翠「負けるか!」

紫苑「あらあら元気ねぇ。それでは、私は皆に声をかけてきますわ」

一刀「頼むよ」

愛紗「みんな!?」

紫苑「あら?だって多いほうが楽しいでしょ」

一刀「よし!それじゃあ、俺も準備してこよう!」

愛紗「ご主人様!?」

 星「愛紗よ。お主も早く準備をしないと置いていかれるぞ?」

愛紗「な!?待て!それはあまりにも酷ではないか!?」

 星「なら、早く準備することだ」

愛紗「ええい!分かった!」

そんな愛紗と星のやりとりを聞きながら俺は部屋に戻って、準備を始めた。

(背景:中庭・BGM:傾国此美女!?)
貂蝉「うわぁぁぁぁん!ひどい!ひどいわご主人様!わたしを置いてけぼりにしようとするなんて!」

一刀「貂蝉!?」

貂蝉「わたしだって、ご主人様と泳ぎたいのよ!」

一刀「それより、お前、この話をどこで知った?」

貂蝉「いやね!ご主人様のことだったら、何でもわかるわよ!」

い、嫌過ぎる……。

貂蝉「それにね、こんな時のために、とっておきの凄ーいのを用意してあるの。うふふ」

それ以上、凄いのって、どんなだ?

貂蝉「あら、ご主人様ったら興味津々?そんなに熱い目で舐めるように身体を見られたら、熱くな・る・わ」

一刀「ええーい!近寄るな!」

どがっ

貂蝉「ぐはぁぁぁ!」

思わずアッパーを入れてしまった。

紫苑「まあいいではないですか、ご主人様」

一刀「紫苑!?」

紫苑「他にもいろんな子に声をかけましたから」

(BGM:月華流詠)
 月「ご主人様」

一刀「月も行くの?」

 月「はい。紫苑さんが誘ってくださったので、ご一緒させていただいてもいいですか?」

一刀「もちろん」

(BGM:娘々茶話)
 詠「ちょっと待ちなさい!そこのち●こ太守!月には指一つ触れさせないんだから!」

一刀「ということは詠も参加?」

 詠「月を守るためよ!」

 月「嘘はだめだよ、詠ちゃん」

 詠「ボクは何も嘘なんか」

 月「詠ちゃん、水着、一生懸命選んでたよね?」

一刀「水着?」

鈴々「はにゃ?お兄ちゃんは水着をしらないのか?」

一刀「いや、この時代にも水着ってあったんだ。それで、詠はどんな水着にしたの?」

 月「詠ちゃんの水着、かなり大胆ですよ」

一刀「そうなのか?」

 詠「そこ!目を輝かせて近付いてこない!月、ボクは月を守るために行くんだからね。こんなち●こ野郎なんてどうでもいいんだからね」

 月「詠ちゃん、素直になったほうがいいよ?」

 詠「うっ……。これでも充分素直よ」

 月「くすっ」

一刀「ということは、紫苑たちも水着を用意してきたのか?」

紫苑「はい」

貂蝉「わたしも、水着よ」

一刀「お前は今となんにも変わらん気がする」

貂蝉「まあ!ありのままの私がいいだなんて。うれしいことを言ってくれるご主人様」

一刀「どこをどう聞けばそうなるんだ!」

貂蝉「うふふ。恋する乙女は盲目なのよ」

鈴々「それにしても愛紗たち、遅いのだ。あ、翠!星!」

 翠「悪い!待たせた!」

鈴々「それより、愛紗は知らない?」

 星「おかしいな?愛紗は我らより先に行ったと思っていたのだが」

愛紗「お待たせいたしました」

一刀「愛紗!ってええ!?」

紫苑「まあ」

 星「ほお」

鈴々「にゃにゃ?」

愛紗「せっかくですので、声をかけられる人間全てにかけてきました」

(BGM:日々是和々)
曹操「まったく、どうして私が泳ぎになんて行かなくちゃならないのかしら?」

孫権「まったくだ。どうして私が」

荀ケ「孫権?」

甘寧「曹操だと?」

春蘭「これはどういうことだ!関羽!」

甘寧「我らは曹操も一緒だなどと聞いてはおらん!」

秋蘭「なるほど……北郷殿にいっぱいくわされたということか」

一刀「いや、今回は俺にとっても嬉しい誤算だ……」

思春「どういうことだ?」

一刀「いや、だって華り…」

荀ケ「まさか華琳様の真名を呼ぶつもりではないでしょうね?」

一刀「……曹操たちや孫権たちまで来るとは思ってなかったから」

曹操「あら?まさか私達を置いてけぼりにするつもりだったのかしら?」

孫権「一刀!?」

一刀「いや、その、ここまで大人数になるとは思ってなかったから」

愛紗「ご主人様が、大勢のほうが楽しい、とおっしゃったので、連れてきたのですが、ご迷惑でしたでしょうか?」

一刀「……もしかして、怒ってる?愛紗?」

愛紗「どうして私が怒っているのです?私はご主人様が楽しめるようにと考え、みなに声をかけたのですが?」

いや、絶対怒ってる。やけくそで曹操たちを呼んだんだな。

曹操「とにかく、さっさと行きましょう」

秋蘭「そうだな……。こうなれば、楽しんだものが勝ちか」

陸遜「そうですよ〜。楽しんじゃいましょう」

甘寧「お待ちください」

孫権「どうしたの?」

甘寧「小蓮様がまだ来られておりません」

愛紗「恋もまだだな」

鈴々「ぺたんこもまだなのだ」

許緒「うっさいちび!」

鈴々「わわ!いたのだ。ちいさすぎて見えなかったのだ」

許緒「お前の方がちびのくせにー!」

鈴々「鈴々はちびでもぺたんこじゃないのだ」

愛紗「やめんか鈴々!張遼もまだか?」

張遼「愛紗〜〜。うちのこと、気にしてくれてたん?めっちゃうれしい〜〜!好きや、愛紗〜〜」

愛紗「くっつくな霞!く、くすぐったいではないか!」

張遼「ふふ〜ん、愛紗、大好きやー!」

 恋「………………ご主人様」

一刀「お、恋か。あれ?セキトたちは?」

 恋「………………お留守番」

一刀「そうか。いいのか?」

 恋「………………(コクッ)」

愛紗「恋!遅くなっておいてその態度は……んぁ!」

張遼「あーいーしゃー」

愛紗「ど、どこを触ってるんだ!んぅ!し、霞!」

孫尚香「かずと〜〜、待った〜〜〜?」

一刀「おわ!きゅ、急に抱きつくな」

孫尚香「妻を待つのも男の仕事だからね。待たせてごめんねー、一刀」

孫権「小蓮!は、離れろ!一刀も迷惑している。それに遅れてくるとはどういうことだ!孫家の人間として時間には!」

孫尚香「ふふん、お姉ちゃん。本音が先に出ちゃってるよ」

孫権「小蓮!」

貂蝉「どうでもいいけど、早く行かないと時間がなくなっちゃうわよ」

曹操「ひっ!ば、ば、ば、ばけものー!春蘭!秋蘭!この筋肉ダルマをなんとかなさい!」

春蘭「くっ……!」

秋蘭「やはり……隙がない」

一刀「わー!何やってんだよ!なんで遊びに行くのに武器を持ってるんだ!」

春蘭「華琳様をお守りするためだ」

璃々「ねえ、ごしゅじんさまー。はやくいこうよー」

一刀「待って!ひっぱらないでーーー!!!」


(背景:郊外・BGM:双華咲嵐)
一刀「街を歩いているとき、みんな俺たちのことを見て見ぬふりしていたのは気のせいか?」

曹操「相変わらず王のくせに細かことを気にする男ね」

一刀「でも、なんかこの中で俺だけが凡人っぽい気がする」

曹操「あら?そんなことも分かってなかたの?」

貂蝉「それがご主人様のいいところじゃない、曹操ちゃん」

曹操「ひっ!い、い、いやー!」

荀ケ「華琳さま?北郷、華琳様になにしたの?」

一刀「俺はなにもしてないぞ。貂蝉をみたら曹操が急に逃げ出したんだ」

荀ケ「こんな汚らわしいものを華琳様の視界に入れないでちょうだい」

一刀「そんな無茶な」

貂蝉「あら、失礼しちゃう。これでも純粋な乙女なんだから」

荀ケ「いや!近付かないで!」

一刀「あ〜、にしても、どこまで行くんだ?いつもの小川じゃないのか?」

貂蝉「あんな狭い場所じゃ、思いっきり楽しめ無いでしょ。この先に大きな河があるから、そこで楽しむのよ」

愛紗「ご主人様」

一刀「愛紗、どうしたの?」

愛紗「もう間もなく着きます。ですが、どこに敵の間諜などが潜んでいるかわかりません。私の傍を離れないようお願いいたします」

貂蝉「あら?愛紗ちゃん、抜け駆けはいけないわ。それに、ご主人様の傍には私がいるから、大丈夫」

愛紗「……なるほど。貂蝉がご主人様の傍にいてくれれば安心だな。それに誰も何も思わないからちょうどいいか」

一刀「愛紗!?」

貂蝉「どうしたの愛紗ちゃん?貴女らしくないわね」

愛紗「いや。貂蝉、今日一日ご主人様のことを頼む」

一刀「ちょっと待ってくれ!それだけは勘弁してくれ!愛紗、まだ怒ってるのか?」

愛紗「いいえ。これっぽっちも怒っておりません。冷静に考えて、貂蝉が最も適任と思っただけです」

一刀「絶対に怒ってる!怒ってるだろう!この通りだから、貂蝉だけは勘弁してくれ!」

愛紗「それでは、私は鈴々たちの元に戻ります」

一刀「あいしゃ〜〜!」

貂蝉「うふふ。せっかくだから、楽しみましょ。ご主人様」

一刀「いやだ〜〜〜!」



(背景:郊外・BGM:名家一番!)
顔良「麗羽様〜」

袁紹「顔良さん。どうしたのかしら?」

顔良「なんか聞いたことのある声がしませんかー?」

袁紹「気のせいでしょう?」

顔良「そうかなー。それより、こんなところで何をしてるんですかー?」

袁紹「お忘れですか、顔良さん。私は三国一の名家の袁紹ですわよ。たまにはこうして優雅なひと時を過ごすのも当たり前じゃございません?」

顔良「そうかなー」

文醜「れいはさまー!」

袁紹「あら、文醜さん。どうなされたの?」

文醜「なんか、向こうの方から大勢の声が聞こえてきたんでこっそり行って来たんですけど、なんと、美女が沢山ですよ!」

袁紹「まあ、猪々子。よくやりましたわ!さすがこの袁紹の家臣だけありますわね。顔良さんもそんな心配ばかりしてないで、猪々子のように何かいいものを見つけてきなさい。さっそく行きますわよ」

文醜「あいあいさー」

顔良「なーんか、嫌な気がするんだよねー」



(背景:暗幕・BGM:勝ち鬨)
一刀「しかし、これは」

一刀「予想外に刺激的な光景だ!」

思わず情けなく前かがみになってしまう。

(水着CGを妄想してくださいw・BMG:突撃小娘)
鈴々「お兄ちゃん!はやくー!」

紫苑「あら?どうされたんですか、ご主人様?お腹の調子でも?」

絶対分かって言ってるだろう、紫苑。

 詠「だめよ月!あのち●こ男に近付いちゃだめ!妊娠させられちゃう!」

 月「そんな、大丈夫だよ、詠ちゃん」

 翠「こここ、こっちくるな〜〜〜!」

 星「ふむ。それにしても愛紗は遅いな」

愛紗「あ、あの……、お待たせいたしました」

一刀「う、うん」

ごくり

愛紗「その、あ、あまり見ないでください!恥ずかしいですから!」

一刀「いや、綺麗だよ」

愛紗「……ご主人様」

孫権「……一刀、その、わ、私は、どうかな?」

孫尚香「何言ってるの!若くてピチピチした私の方がいいよね。だって一刀、おち●ちんおっきくしちゃってるし。私が鎮めてあげよっか?」

曹操「ふん。いつまでそうやっているの?さっさと泳がないの?」

荀ケ「やっぱり男って汚らわしいわ」

甘寧「一刀様、蓮華様に何か一言を」

朱理「いいですもん!いいですもん!どうせおっぱいの大きさなんですよね!ご主人様が好きなのは!」

紫苑「あら、そうだといいわね。でも、男の人の好みはどっちか、なのよ、朱理ちゃん」

鈴々「だったら、ぺたんこでも大丈夫みたいだぞ。よかったな」

許緒「うるさい!お前だってぺたんこだろ!」

 星「ということは、鈴々でも大丈夫ということだな」

貂蝉「究極の選択で、わたしってのもありよね」

一刀「お前だけは近寄るなー!というか、お前だけいつもと格好変わってないじゃないか!」

貂蝉「あらん、見る目がないわねご主人様。これは勝負水着、よ」

孫尚香「あれ?一刀のおち●ちん、ちっちゃくなっちゃった」

一刀「貂蝉を見てたら萎えた……」

貂蝉「それってどういうこと!?」

一刀「言葉のままだよ」

紫苑「あら。でしたら、楽しみましょう」

愛紗「ああ。そうしよう。ではご主人様」

 星「ちょっと待て愛紗。抜け駆けは許さんぞ」

朱理「そうですよ!愛紗さんばっかりずるいです!」

愛紗「ずるいとはなんだ!」

鈴々「愛紗はずるいのだ。いっつもいいころばっかり持って行くのだ」

 翠「そうだそうだ」

紫苑「あら?翠ちゃんも、ご主人様の傍にいたいの?」

 翠「へ!?えええ?ぶんぶんぶんぶんぶん!」

紫苑「首を5回振ったってことは、一緒にいたいってことね」

 星「ふむ。このままでは埒があかんな」

紫苑「そうねえ。だったらこうしましょう。何か勝負をして、勝った人が今日一日ご主人様の傍にいられるっていうのはどうかしら?」

愛紗「ふむ。正々堂々とした勝負ならよい」

 星「なるほど。よい考えだ」

朱理「負けませんからね!」

鈴々「鈴々も負けないよ!」

 翠「わわわわわわたしは、あの、その」

紫苑「翠ちゃんももちろん参加よ」

 翠「えええ!?」

紫苑「他にも参加したい人はいるかしら?」

曹操「勝負と言われれば受けてたつしかないようね」

孫権「一刀と一緒にいられるなら、この孫仲謀、参加する」

陸遜「なんだか面白そうなんで参加します〜」

孫尚香「シャオはもちろん参加だからね!」

貂蝉「わたしも」

一刀「お前は参加しなくていい!」

貂蝉「そんな、ひ、ひどい」

曹操「桂花、春蘭、秋蘭と季衣も参加なさい。そしてあなたたちが勝ったらその栄誉を私に捧げなさい」

春蘭「はっ!」

甘寧「蓮華様。私も参加いたします。勝利を手にし、蓮華さまに捧げます」

璃々「璃々も!璃々も!」

紫苑「璃々にはちょっと早いわね。向こうで季衣ちゃんと、貂蝉と遊んでらっしゃい」

璃々「え〜!」

貂蝉「え〜!」

紫苑「お願いね、貂蝉」

貂蝉「もう!わかったわよ。紫苑ちゃんにはいろいろしてもらってるから、今回だけよ」

紫苑「ありがとう」

璃々ちゃんには早いって、すっごく嬉し……もとい、嫌な予感がするんですが……。

曹操「それで、その勝負ってのはなに?」

紫苑「それはね、誰がお口でご主人様を一番気持ちよくできるか」

愛紗「そ、そ、そ、それって」

 星「おや?愛紗は棄権するのか?」

愛紗「くっ!この関雲長、戦わずして負けるなどできぬ!」

荀ケ「そんな汚らわしいことできないわ!」

曹操「あら、桂花。さっきあなたは勝って私に勝利を捧げると言ったわよね?できないの?」

荀ケ「うぅぅ……、わかりました。華琳様のために参加します」

 恋「…………やる」

張遼「まあ、男のなかやったらご主人様がいっちゃん好きやしな。よし!参加したる!」

 星「うむ。全員参加だな」

一刀「待った!俺の意思は!?」

 星「ふむ。それも正論ですな」

紫苑「それではご主人様がお選びくださいますか?誰が一番か」

一同「…………じぃ〜っ(大いなる沈黙と一騎当千の将達のプレッシャー)」

一刀「…………すみませんでした」

朱理「順番は、どうしますか?」

孫尚香「シャオは後の方でいいよ。そのほうが一刀、気持ちよくなってそうだし」

紫苑「あら、後ろがいいとは限らないわよ。もしかすると、1周まわっちゃうってことも考えられるし」

愛紗「なるほど、そういう事なら先鋒は私がとろう」

鈴々「待つのだ愛紗。先鋒は鈴々なのだ!」

 翠「それなら私だって」

紫苑「あらあら」

一刀「今のうちにそーっと、そーっと」

一同「どこにいくんですか?」

一刀「……すみません」

曹操「まったく、この期に及んでなにをうじうじしてるのよ」

紫苑「そうですよ、ご主人様。……脱ぎなさい」

一刀「は、はい!」

紫苑が怖い……。



(背景:森の中の小川・BGM:名家一番!)
文醜「麗羽さま!こっちですよー!」

袁紹「こ、これは!」

顔良「うわー、すごいね」

袁紹「キーッ!許せませんわ!この世の美しい女の子は全てこのわたくしのものだというのに!」

顔良「あっ。この人たちってもしかして……」

袁紹「許せませんわ!顔良、文醜!あの男をやっておしまいなさい!」

文醜「おう!」

顔良「わわ!ちょっと待ってよ、文ちゃん!」



(背景:森の小川・BGM:元気一発)
一刀「で、お〜い、何してるの?」

鈴々「鈴々が先鋒なのだ!」

愛紗「待て。先鋒は私だ」

 霞「ウチは愛紗の次がいい!」

紫苑「私は最後のほうで結構ですわ」

小蓮「シャオも後ろでいいよ」

蓮華「わ、私は……」

 翠「待てよ!勝手に決めるなって!」

朱理「はわ、はわわ」

華琳「もう。早く決めなさいよ」

 恋「………………」

 月「詠ちゃん、一緒にしよ」

 詠「えぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!!!!」

 穏「あははー、すごいですねえ」

春蘭「華琳様!私が北郷を!」

思春「………………」

桂花「やっぱり嫌よ!」

一刀「お〜い……。俺は無視ですか〜〜?」


文醜「なんか、もめてるみたいですね」

袁紹「きー!私を差し置いて、あのブ男が!」

文醜「落ち着いてください麗羽様ー!」

袁紹「許せませんったら許せませんわ!」

顔良「何がどうなってるんだろうね?」

袁紹「顔良さん!のんびりと見物してないで、あのブ男をやっておしまいなさい!」

顔良「えー!?ダメですよぅ」

文醜「お、なんか決まったみたいですよ」

袁紹「あら?」

顔良「本当だ。何が始まるんだろうね?」

文醜「もしかしてー、もしかしてー、わくわく」

顔良「あっ!」

文醜「おお!」

袁紹「きー!やっぱり許せませんわー!」


(BGM:もちろん恋々愛々)
愛紗「そ、それでは、失礼します……」

一刀「う、うん……」

どうやら先鋒は愛紗が獲得したらしい。
おずおずといった感じで準備万端整った俺の分身に手を伸ばす。

一刀「おぅ」

愛紗「す、すみません。痛かったですか?」

一刀「いや。大丈夫」

愛紗「そうですか……」

ゆっくりゆっくりと手で分身を上下にこする。

 星「なんだ、愛紗。それで終わりか?」

愛紗「な!?」

 星「あともつかえているのだ」

愛紗「し、しかし……これだけ大勢の前では」

 霞「う〜〜ん!照れてる愛紗ってば可愛い〜な〜」

愛紗「霞!くっ!……よろしいですか、ご主人様?」

一刀「あ、ああ……」

俺が頷くと、愛紗は口を開けて分身を迎え入れた。

愛紗「はむっ……。んんっ……くちゅっ……じゅる……」

顔を真っ赤にしながら俺の分身を咥える愛紗に嫌が応にも高まっていく。

愛紗「んちゅっ……れろっ……じゅぽっ……ちゅっちゅっ〜〜」

紫苑「愛紗ちゃん」

愛紗「ちゅぽっ……なんだ、紫苑?」

紫苑「そろそろ交代の時間よ」

愛紗「短くないか?」

紫苑「そんなことないわ。ちゃんと時間を計ってるわよ」

愛紗「……仕方ない。次は誰だ?」

残念そうな顔で俺の分身から離れる愛紗。

 霞「んじゃ、次はうちがいくで!」

一刀「霞?」

 霞「そうや。ご主人様、もし痛かったりしたら言ってな。やっぱり気持ちよくなってほしいし」

一刀「ああ」

 霞「それじゃ、失礼しまーす。……れろっ……ぺろっ……ちゅっ」

舌先で分身全体をくまなく舐める愛撫が快感だ。

 霞「くちゅ……ぴちゅ……れろれろ……えへへ」

一刀「どうした?嬉しそうだけど?」

 霞「愛紗の唾がいっぱいついたご主人様のち●こ舐めてると思うと、なんや嬉しくなってな」

愛紗「なっ!?霞!そんな恥ずかしいことを言うな!」

 霞「へへん。ええやん、別に。ほんまに嬉しいんやから。……はむっ。んんっ……あむっ」

紫苑「はい。霞ちゃん、終わりよ」

 霞「んん?もふおはりらん?……んんん〜〜、ぷふぁ。ま、いいか。愛紗のいっぱい味わえたし。次の人はだれ?」

鈴々「次は鈴々なのだ!」

一刀「鈴々!?」

鈴々「そうなのだ。いくよ、お兄ちゃん。はむっ」

鈴々「んぐっ……んちゅ……はむっ……ぴちゃ」

少し鈴々の歯が引っかかるが、それがまた快感だったりする。

鈴々「おにいひゃん、きもひいい? んぐっ……れろっ……くちゅ」

一刀「ああ、気持ちいいよ」

鈴々「ほんと?はむっ」

愛紗「鈴々、そこまでだ」

鈴々「にゃ?もうなの?む〜、残念なのだ」

一刀「……えっと、次はだれ?」

紫苑「翠ちゃん」

 翠「えぇぇぇ!?や、や、やっぱり私はいい!」

紫苑「だめよ、翠ちゃん」

 翠「うぅぅ……。わかったよ!やればいいんだろ!」

 星「別に無理はしなくていいぞ。ただ、参加しなければ主と一緒にいる権利ははじめから無いがな」

 翠「うっ……。わかった、やるよ。でも勘違いするなよ!ご主人様と一緒にいたいからするんじゃないぞ!たんに鈴々に負けるのが嫌なだけだからな」

鈴々「にゃ!?鈴々はいやがってる翠になんか負けないのだ!」

 翠「言ったな〜!やってやろうじゃないか!」

一刀「翠、無理しなくていいぞ」

 翠「ご主人様は黙っててくれ!」

一刀「はい……」

 翠「じゃあ、いくぞ」

 翠「ちゅっ」

勢いとは正反対で恐る恐る口をつけた翠は、ゆっくりと全体を舐めていく。

 翠「くちゅっ……ぺろっ……れろっ……んちゅっ」

一刀「んっ、翠、もうすこし舌を動かしてくれ」

 翠「へっ!?……こうか?……れろれろ……ぴちゅぴちゅ……んん!」

 星「翠、やる気になったところ悪いが交代だ」

 翠「ええ!?もう?」

 星「そうだ。次がつまっているのでな」

 翠「うぅ……わかったよ」

 星「えらく残念そうだな」

 翠「なっ!?私は別にご主人様から離れるのが残念なわけじゃないぞ!鈴々に勝てなかったのが残念なだけだ」

 星「まぁ、誰もそこまでは聞いてないがな。さあ、次は誰だ?」

 月「えっと、よろしくお願いします……」

一刀「あ、ああ。よろしく……」

 月「あの、詠ちゃんも一緒でもいいですか?」

 詠「ぼぼ、ボクはいいわよ!どうしてこんなヤツのち●こ舐めなきゃいけないのよ!」

 月「うぅぅ……。だめ?」

 詠「ああ〜もう、分かったわよ!月一人でさせるのもかわいそうだもんね!」

 月「それじゃあ、失礼します……」

 詠「じっとしててよね!」

一刀「はいはい……」

 月「ぴちゅっ」

 詠「ぺろっ」

月は先端を、詠は横から俺の分身を舐めてくれている。

 月「れろっ……ぴちゃっ……んん……ぴちゅぅ〜〜。気持ちいいですか?」

一刀「ああ。ありがとう」

 月「はい。ありがとうございます」

 詠「くちゅっ……んん……れろっ……んむぅ。ったく、どうしてボクがこんなの舐めなきゃいけないのよ」

一刀「ははっ。詠もありがとう」

俺はそう言いながら二人の頭を撫でた。

 月「あっ……、嬉しいです」

 詠「別に褒めても何にも出ないんだからね」

 月「詠ちゃん、ダメだよ。一所懸命やって、ご主人様に気持ちよくなってもらおう?」

 詠「……月がそう言うなら仕方ないわね……。ちゅっ……んん……はぁ」

 月「はむっ……んくぅ……れろっ……くちゅ」

 詠「れろっ……ぴちゃっ……んぅぅっ……まったく、なんでこんなに大きいのよ」

 月「んんっ……れろっ……ぴちゃ……ちゅるっ……はぁ」

春蘭「おい。少し長いのではないか?」

紫苑「二人だから、時間も二人分なのよ。あら、でもちょうどいい時間ね」

 月「へう?もう終わりですか?」

紫苑「そうね。そろそろ交代かしら」

 月「わかりました。詠ちゃん」

 詠「んんっ……れろっ……へ?もう終わりなの?」

 月「そうだよ」

 星「ふむ。詠は月がやめてもしばらくは続けていたな」

 詠「なっ!?そ、そんなことないわよ!」

一刀「ありがとう。気持ちよかったよ」

 詠「〜〜〜〜〜〜!!!! べ、べつにあんたを気持ちよくさせるためにやったんじゃないわよ!」

 月「詠ちゃん」

春蘭「あー、それくらいにしろ。次は私の番だ」

華琳「期待してるわよ、春蘭」

春蘭「はい、華琳様。それでは行くぞ、本郷」

一刀「あ……、お願いします」

春蘭の迫力に思わず敬語になってしまう。

春蘭「はむっ」

一刀「おわっ」

舐められるだけが続いていたので、一気に咥え込まれて思わず声をあげてしまう。

春蘭「ふむっ……んん……くちゅ……ぴちゃっ」

華琳「あら春蘭。美味しそうに舐めるのね」

春蘭「んちゅっ……チュポ。華琳様……」

華琳「次は私だから、一緒にしましょう」

春蘭「はい!」

華琳「いいわね?」

一刀「俺はいいけど……」

華琳「それじゃあ、いくわよ春蘭」

春蘭「はい!華琳様」

華琳は竿の部分を、春蘭は袋の部分に舌を這わせて、すぐにくわえ込んだ。

華琳「はむっ……んん……れろっ……あいかはわず、おおきひわれ……んぐっ」

春蘭「はむっ……れろっ……んん……ぷはっ」

華琳「これは、気持ちいいのかしら?じゅる、ちゅるぅぅ〜〜〜〜う!」

一刀「うぅっ!」

春蘭「ならば、私も、じゅりゅるるるぅぅぅっ〜〜〜〜!」

一刀「うぉっ!」

まじでやばかった……。必死で歯を食い縛ってなんとか耐えたけど……。

 恋「………………ご主人さま」

一刀「ふぅ。どうした、恋?」

 恋「恋もご主人様のち●ちん舐める」

春蘭「待て!まだ華琳さまと私が!」

 恋「恋もする!」

一刀「わぁ!待て待て!ここで喧嘩をするなって!」

華琳「待ちなさい、春蘭」

春蘭「華琳様」

華琳「決められた時間は経ったわ。最初に約束したことを守れないとなれば、この曹孟徳の名が落ちます。ここは引きなさい」

春蘭「し、しかし、あと少しで」

華琳「春蘭。……それに大丈夫よ」

春蘭「華琳様?」

華琳「一刀は次の私の番まで耐えてくれるわよ」

一刀「そ、それはちょっと……」

華琳「耐えなさい」

一刀「多分、無理です……」

華琳「本当、使えないわね」

 恋「…………まだ?」

華琳「待たせたわね。いいわよ」

 恋「…………(コクッ)。それじゃあ、ご主人様のち●ちん舐める」

一刀「あ、ああ。ありがとう、恋」

 恋「(コクッ) …………ちゅっ」

 恋「ちゅっ……んんっ……はむっ……れろっ……ぐちゅっ」

一心不乱に俺の分身を舐めてくれる恋。

 恋「ご主人様のち●ちん、大きい……。くちゃっ……ぴちゅっ……ぴちゃっ……くちゅっ」

一刀「すごい、気持ちいいぞ、恋」

 恋「ぴちゅっ……うれしい。でも終わり」

一刀「えっ? どうして?」

 恋「…………約束。待ってる人がいる」

一刀「偉いぞ、恋」

思わず恋の頭を撫でる。
恋が他人のことを気遣って、しかも約束を守るなんて!

 恋「なでなで、された」

恋は嬉しそうに目を細めて、場所を譲った。

甘寧「それでは、北郷殿。失礼する」

一刀「うん。頼むよ」

甘寧「はっ。それでは、蓮華様のために、私が綺麗にしておきます」

一刀「えっと、それってどういう……うぉ!」

舌で全体をゆっくりと舐めまわされる。
まさに清めてるといった感じだ。

甘寧「んっ〜〜〜……ぴちゃっ……れろっ……くちゅっ」

なんというかじれったい。が、一通り舐めただけで口を離してしまった。

一刀「どうしたの?」

甘寧「私の残り時間を蓮華様に差し上げたいと思うが構わないか?」

蓮華「思春……」

 星「ふむ。どうだ、紫苑?」

星がこのイベント(?)の元締めみたいな役割になってしまった紫苑に聞いた。

紫苑「そうね。私は別に構わないと思うわよ。反対の人はいるかしら?」

誰もいなかった。

甘寧「それでは、蓮華様どうぞ」

蓮華「いいの、思春?」

甘寧「はい、構いません」

蓮華「そっか。ありがとうね、思春」

そして、蓮華が俺の前にしゃがみこんだ。

蓮華「それじゃあ、いくね」

一刀「うん。頼む」

蓮華「ちゅっ……ぺろっ……くちゅっ……ぬちゅっ……ねえ、どうすれば気持ちいいか教えて」

一刀「そ、それじゃあ、咥えて」

蓮華「こ、こう?……あむっ……じゅぼっ……ぐちゅっ……はむっ……きもひいい?」

一刀「ああ。気持ちいいよ」

蓮華「よかっら……ちゅぽっ。私、貴方の前では普通の女の子でいたいと思うようになったの」

一刀「えっ?」

蓮華「貴方に見て欲しい、貴方の前では可愛くいたい。そう思うちょっと嫉妬深いけど、普通の女の子に……」

一刀「ああ。そうだな、もっと肩の力抜いて、自然な蓮華を俺も見たいよ」

蓮華「ありがとう。その言葉だけでも嬉しいわ。……続き、するね。……はむっ……ちゅるっ……くちゅっ」

蓮華「むぅっ……れろっ……ぐちゅっ……じゅぽっ……ちゅぽっ。ねえ、長くないかしら?」

紫苑「そうよ。すごく可愛い女の子だったから、特別よ」

蓮華「か、可愛い!?……ありがとう。一刀、また私を見てね。それだけでも、いいから」

一刀「ああ。ありがとう、蓮華」

紫苑「えっと、次は朱理ちゃんね」

俺が朱理のほうを見たら、朱理は向こうを向いていた。

一刀「朱理?」

朱理「別にいいんですもん……。ご主人様は優しい方ですから」

一刀「え?」

朱理「別に怒ってるわけじゃないですもん!でも、ご主人様のせいなんですからね。私がこんな気持ちになるの……」

ここまで言われたらいくら鈍い俺だって気付くよな……。

一刀「ごめんな、朱理」

朱理「こんな私、嫌ですよね?嫉妬しちゃってご主人様にあたっちゃうなんて……、最低です」

一刀「別に気にして無いよ。俺も悪かったし」

朱理「そうなんです。いつもそうやって笑ってくれるから、わがままを言いたくなるんです……」

一刀「朱理も皆もいつも頑張ってくれてるんだ。だから、俺が聞けるわがままならいくらでも言ってくれていいんだよ。それに、朱理のこと嫌いになるはずがないよ」

朱理「えっ?」

一刀「だって、朱理がいてくれたから平和な世を作る事が出来たんだよ。皆を守ることができたんだ。だから、俺は朱理にとっても感謝してるんだ」

朱理「うぅぅ〜、ご主人様ずるいです」

一刀「え?」

朱理「そんなこと言われたら、これ以上怒れないじゃないですかぁ」

一刀「え?いや、あの、ごめん」

朱理「私のほうこそごめんなさい。お詫びじゃないですけど、一生懸命しますね」

そう言うと朱理は竿の部分を持ち上げて、裏側に舌を這わしてきた。

朱理「ちゅっ……れろっ……ぴちゅっ……くちゅっ……ぺろっ」

そして、カリの部分を重点的に責めてくる。

朱理「くちゅっ……ぬちゅっ……ぺろぺろ……、気持ちいいですか?本で勉強したんですけど……」

一刀「ああ。すごく気持ちいいよ」

俺は朱理の頭をそっと撫でた。いつもの感謝を込めて。

朱理「はわわ……なでなでされちゃいました。えへへ」

愛紗「むぅ……後のほうが何かと得ではないのか?」

 星「ふむ、愛紗の言う通りかも知れんな。主もこの状況に慣れてきたのだろう」

鈴々「う〜〜、後のほうにすればよかったのだ」

紫苑「くすっ……。朱理ちゃん、そろそろ時間よ」

朱理「わかりました。次は穏さんですね。ありがとございました、ご主人様」

一刀「あ、うん……」

なんかインターバルが短いから、生殺し状態が続いてるみたいだ……。

 穏「んん……、朱理ちゃんに借りた本を読んでたら、ふわふわしてきましたぁ」

朱理「はわわ!穏さん!内緒にしててくださいって言ったじゃないですかぁ〜!」

一刀「もしかして……」

 穏「知的興奮が止まらなくなってしまいました〜。行きますよ、ご主人様」

一刀「あ、ああ……」

 穏「ご主人様のおち●ちん、おっきいです……。穏のおっぱいで挟みます」

 穏「ご主人様のおち●ちん、どくどくしてますぅ……。んちゅ……ぴちゃ」

 穏「くちゅっ……ぴちゃっ……んん……れろっ……んはぁ♪」

朱理「穏さん。時間ですよ」

朱理、怖い……。

朱理「もう、本を貸しませんよ」

 穏「それは困りますぅ……。ご主人様、またお相手してくださいね」

一刀「わかったよ」

 穏「それにしても、知的興奮が収まりません……はぁ〜」

秋蘭「それでは、次は私だな」

一刀「秋蘭?」

秋蘭「華琳様のためにも、北郷殿に果ててもらわないといけないからな。覚悟してもらおう」

一刀「何を!? 何を覚悟するのですか!?」

なんか、背筋が寒くなってしまいました。
でも、焦らしに焦らされた分身はそれくらいでは収まらない。

秋蘭「ふふっ。北郷殿、そんなに身構えなくてもよいではないか」

一刀「み、身構えてなんかいないですよ?」

秋蘭「それではいくぞ。はむっ……んぐっ……んはぁ……くちゅっ……じゅぽっ」

いきなり咥え込んだ秋蘭は物凄いペースで頭を上下させた。

秋蘭「んぐっ、れろっ、ぐちゅっ、んん!」

一刀「うぅっ!ヤバい!」

紫苑「秋蘭ちゃん、時間よ」

秋蘭「んぐっ……ちゅぽっ。……少し時間が足りなかったか。申し訳ありません、華琳様」

華琳「いいわよ。まだ桂花がいるわ」

桂花「うぅぅ……。やっぱり嫌ですぅ……」

 星「ふむ、次は私ですな」

一刀「星?」

 星「ふふっ。主のモノからすでに透明な液が溢れておりますな」

 星「ぴちゅっ……ぺちゃっ……くちゅっ……ぺろっ……ちゅっぷっ……ちゅるっちゅぅぅぅう!」

先走り汁を一気に吸い上げられた。

一刀「くおっ!」

 星「ふふっ、気持ちいいのですか、主? ますます溢れてきましたぞ。……れろっ……んんっ……くちゅっ……ぺろっ……ちゅっ」

紫苑「はーい、星ちゃんそこまでよ」

一刀「し、紫苑……」

もうだめ……。生殺しに耐えられない……。

小蓮「あは♪ 一刀のおち●ちん、もう苦しそうだね♪ シャオが気持ちよくしたげるんだから!」

紫苑「あら、私まで回ってくるかしら。ね、ご主人様」

うぅ……、これは紫苑まで何とか耐えないと後で怖そうだ……。

小蓮「それじゃあ、行くよ♪ はむっ♪……ぴちゃっ……くちゅっ……れろっ……はむっ……むぐっ」

小蓮「んぐっ、くちゅ、れろっ、んんっ、れろっ、ぐちゅ、くちゃ、んん!」

一刀「うぅぅ……」

愛紗「そろそろ時間ではないか?」

紫苑「そうね。小蓮ちゃん、交代よ」

小蓮「ちゅぽっ……え〜!シャオまだ終わりたくないよ!」

蓮華「小蓮!いい加減になさい!」

小蓮「ここでシャオがやめてもお姉ちゃんまで回らないと思うよ。一刀のおち●ちん、もういっぱい膨らんじゃってるから♪」

蓮華「小蓮!」

紫苑「えっと……、次、桂花ちゃんね」

桂花「やっぱり嫌ぁ〜」

華琳「あら? 桂花は私に勝ちを献上してはくれないの?」

桂花「華琳さまぁ……。……わかりました、やります」

華琳「そうね。やりなさい」

桂花「くちゅっ……ぺろっ……ぴちゃ……くちゅ……い、いやぁ……」

華琳「あら?やる気ないじゃない?私の言う事が聞けないの?」

桂花「ぴちゃっ……、そ、そんなことないです」

華琳「桂花がやらないなら、私がやるわよ」

桂花「い、いえ!やります!(華琳さまの唇を奪われるくらいなら……)」

華琳「そう。それでこそ桂花ね。それじゃあ、次は咥えなさい」

桂花「は、はい……。あむっ……んんっ、んむぅ、くちゅ、はむっ。(もう、いやぁ)」

カリッ!

一刀「うわっ!け、桂花。歯、歯!」

痛いんだけど、気持ちいい……。もう、ダメ……。

紫苑「それじゃあ、交代ね」

桂花「んぷふぁっ!……もう、嫌ぁ……ぐすっ。すみません、華琳さまぁ」

華琳「よく頑張ったわね、桂花。でも、本当にそこまで嫌だったの?」

桂花「い、いえ……」

華琳「そう。それじゃあ、またやりましょう」

桂花「……わかりました」

一刀「いや、華琳。そんなに無理強いしなくても……」

紫苑「ご主人様」

一刀「へっ?うぉ!」

紫苑「はむっ、ちゅっ、これから、むうぅ、私が、くちゅっ、してさしあげますのに、れろっ、他の女の子の、ぴちゅっ、ことを気にするのは、はむっ、あんまりではありませんか?」

紫苑の胸と唇に挟まれて、視界が霞んでいく。

紫苑「れろっ、はむっ、くちゅ、んんっ、はむ」

一刀「ああ!もうダメだ、イキそうだ」

紫苑「あら、残念ですわ。時間です」

一刀「嘘だぁ!」

本当に寸前でお預けを食らった俺は茫然自失。
思わず自分で慰めそうになるのを堪えるのが精一杯だった。
そんな時、どこかで聞いたことのあるような声がした気がした。

(BGM:名家一番!)
顔良「あ!待ってくださいよ、袁紹さま!ダメですってば〜!」

袁紹「きーーー!許せませんわ!こんなブ男は尻を蹴っ飛ばしてやりますわ!」

文醜「麗羽さまー!うわっ!」

顔良「きゃ!文ちゃん!私の目の前でこけないでよー!」

ドカッ!

一刀「ぎゃあぁ!」

尻から突き抜けるような痛みが身体の心を駆け巡った瞬間、

どぷっ!

文醜「うわっ!」

顔良「きゃっ!」

袁紹「あら?」

一同「えっ?」

袁紹「どうして猪々子と斗詩がブ男の正面にいますの?」

顔良「麗羽さまを追いかけてたら急に文ちゃんが目の前で転んで……」

袁紹「それで、その二人の顔についてるのは……」

文醜「もしかして、これって……」

顔良「あ……。でも、そんなこと気にしてる場合じゃないですよ、麗羽さま、文ちゃん」

文醜「どういうことだ?」

袁紹「そうですわよ!まずはこのブ男の首を!」

顔良「周りの人たち、顔見知りばかりで、しかも強い人たちばかりですよ」

袁紹「へっ?」

文醜「あ……マズイ」

一刀「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

愛紗「これは、誰の勝ちになるんだ……」

紫苑「あらあら」

鈴々「む〜〜!鈴々の勝ちだったのに……」

一刀「はぁ、はぁ、はぁ」

顔良「文ちゃん」

文醜「斗詩」

顔良「逃げるよ!」

文醜「りょうかい!」

袁紹「ちょ!猪々子!斗詩!離しなさい!さっきの中にクルクル小娘がいたような気がしましたの!」

顔良「だーめーでーすー!」

文醜「にーげーろー!」

袁紹「はーなーしーなーさーい!」

・・・
・・・
・・・

(BGM:勇美華蝶)
貂蝉「まだちょっと早いかしら?」

璃々「それっ!それっ!」

許緒「やったな〜!それっ!それっ!」

璃々「ぷはっ!ねー、ちょーせんもやろー!ねー!」

貂蝉「私も?」

小喬「はやく、お姉ちゃん!このままじゃ終わっちゃうよ!」

大喬「勝手にお城をでちゃって怒られないかなぁ?」

小喬「大丈夫よ!私達であの男を誘惑すれば」

大喬「うぅぅ……、恥ずかしいよぅ」

貂蝉「あら?大喬ちゃんと小喬ちゃんじゃないの?」

小喬「あ!バケモノ!」

貂蝉「バケモノってひどい!」

大喬「あの、みなさんがどこに行かれたかご存知ですか?」

貂蝉「今は行かないほうがいいと思うわ。話がややこしくなっちゃうし」

小喬「ダメよ!ただでさえ本編での出番も少ないのに、全員集合のSSでも忘れられてたなんて!」

大喬「小喬ちゃん、それは言っちゃだめだと思うよ」

璃々「まてー!」

許緒「子供だからって許さないぞー!」

璃々「璃々、こどもじゃないもーん」

許緒「どうしてボクはダメなのー!?」

璃々「それはおとなのじじょうだって、おかあさんがいってたよ」